高い利益をあげ経営状態も良好な企業は、ほとんどが民間企業です。
その多くは、小規模の同族会社や外資系企業で占められています。
外国からの投資は、資金や技術をもたらすだけではありません。
専門的技術が著しく不足しているこの国にとっては、経営のノウハウを供給する存在として、重要な役割を果しているのです。
ほとんどのスペイン人はこのことをよくわかっており、外国人を受け入れやすく、オープンです。
けれどももし恩をきせたりすると、歓迎してくれる雰囲気は即、消えてしまいます。
彼らが求めているのは、対等なパートナーシップであり、従属関係ではないからです。
長期のビジネスパートナーシップを求めるなら、会社レベルより個人レベルの関係のほうがうまくいきます。
ジョイントベンチャーの中でも、長期にわたって成功を収めたケースはまれです。
新しく設立されたにせよ、買収されたにせよ、100%所有の子会社のほうが、成功するチャンスは高いでしょう。
後から出てきますが、権力やリーダーシップに対する態度がよその国と異なるために、管理方法をめぐって意見の相違が起きやすいからです。
