スペインの地域的特質

今になって振り返ってみると、このような新しいスペインは、フランコの時代にも、表にはみえないサブカルチャーとして、いつもそこにあったのです。

過去15年間の政治的分断の原因は、旧スペイン時代にさかのぼります。

カスティリヤ地方の言語であるスペイン語に加えて別の言葉も話す人と、スペイン語を全く話さない人を合せると、人口の四分の一にもなります。

主な言語としては、バスク語、ガレゴ語(ガリシア地方の言葉でポルトガル語に似ているカタロニア語です。

これらの言葉はその地方独自のもので、地元では広く話されています。

スペイン内戦は、社会主義をめぐっての戦いであると同時に分離主義についての戦いでもありました。

自治権を切望するカタロニア人、ガリシア人、そしてとりわけバスク人は、やもたてもたまらず地下組織活動へと駆り立てられていきました。

地方自治権を基盤とした体制をつくりあげた1978年憲法ができてまもなく、地下活動は再び表面化しました。

自治政府を獲得したのは、先ほどの3つの「歴史的民族」(ナシオナリダデス・イストリカス)だけではありません。

他にも14の地域が、それぞれ強い熱意をもって、自治権を要求したり、あるいは力ずくで獲得したりしたのです。

現在は17の地方が存在し、独自の首都、旗、立法府をもっています。

責任、権力、そしてスペイン人にとって最も重要である税金の徴収についての権限のもち方は、各地方によってさまざまです。

バスク人は独自に税金を集め、警察があり、テレビチャンネルをもち、学校を運営しています。

他は、マドリッドから独立しているといっても、実質的には名ばかりのものです。

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このページは、-が2015年4月 8日 16:26に書いたブログ記事です。

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