1976年に行われたはじめての国民投票から数えて、スペイン人は何と40回以上も投票所に足を運んでいます。
はじめのころの興奮は今ではおさまりはじめています。
混乱は落ち着き、フェリペ・ゴンザレスの率いる中道左派の穏健派、スペイン社会主義労働党(PSOE)が、驚くべき長期安定政権を保っています。
民主化の初期のころに懸念されていた極右派ならびに極左派勢力は、今では影をひそめています。
数多くの選挙が行われ、民意を代表してくれる新しい種類の議員たちが選ばれたわけですが、だからといって、多くのスペイン人にとって政府の誠意や能力、あるいは信用といったものの評価は高まったわけではありません。
つまり、昔と同じようにスペイン人は、今でも、官僚主義に対して根深い不信感をもっているのです。
地方政府は、有権者が行政についての理解や関心をもつよう働きかけています。
ところが、増税を行って、不信感の源である官僚主義そのものに対する資金的裏付けとなるものを増やしたわけですから、人々の信頼は得られないわけです。
そして国と地方に二極化した政府の構造は、資金の奪いあいといった様相を呈してきています。
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