先の国連報告が出された1956年当時、わが国の総人口に占める高齢者の割合はまだ5.4%に過ぎなかった。
この数字は、1970(昭和45)年に7%を超えてわが国が「高齢化社会」となった後も伸び続け、1994(平成6)年には14%を超えて「高齢社会」となった(総務庁統計局「人口統計」)。
高齢化の過程は、社会の高齢化がゆっくり進んでいるのか、それとも急速に進展しているのかといった面からもみることができる。
高齢化の速度は、高齢化社会から高齢社会になるまでに何年かかるかで測られる。
わが国は高齢化社会から高齢社会になるまでに24年かかっている。
この高齢化の速度が、遅いのか速いのかは、他の国と比べてみるとよくわかる。
わが国より先に高齢社会となったヨーロッパ諸国をみると、ドイツの高齢化の速度は42年、イギリスで46年、スウェーデンが82年で、フランスは114年である。
